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2017年2月18日(土)開催「第19期・I組クラス会報告」

我々のクラスは、昭和39年入学、42年卒業であった。卒業後、2-3年ごとにクラス会を開いてきたが、今年は、卒業50周年を記念した、会合の前に母校見学をさせていただいた。

武蔵境駅に10時半に集合し、学校まで歩いたが、商店街も道も50年まえとはずいぶん変わっていた。昔は、校歌に「林を出でて、林に入り」という歌詞があるように、一応、武蔵野の林の面影があったように思うが、いまは、すっかり東京の街になってしまった。

前もって見学をお願いしていたので、副校長先生が迎えてくださり、校内を案内してくださった。私たちが学んだかつての木造校舎はなく、いろいろ工夫を凝らした機能的で、美しい鉄筋コンクリートの校舎に様変わりしていた。学生の学習も、自主研究のようなものが取り込まれており、各種コンクールの賞状が壁に掲げられていて、中高一貫の新しい教育過程がさまざまに成果をあげているようだった。見学最後には、校長先生も挨拶に出てこられ、一同、母校の丁寧なご接待に、感謝した。

校門の外で記念写真を撮った後、駅の方面に歩き、バス通り(武蔵境通り)沿いのイタリアン・レストランUNO’s kitchenで会食をした。この場所は、昨年末から、下見にきて予約をしていた店である。この時間帯は、私たちのグループの貸し切りで、若いシェフが腕をふるってくれた料理をいただきながら、歓談した。50年経っており、お互いにすっかり老人になってしまっているが、直ぐにタイムスリップして、昔の感覚に戻るのが不思議である。

特にプログラムというものはなかったが、毎回しているように参加者一人一人が、近況を述べる時間があった。このクラスは、比較的シャイな者たちが多いので、みな、簡潔なスピーチしかしないが、それでも、現在の生活・心境が窺われて興味深かった。特に、男性の方は、フルタイムではなくても、いろいろ仕事をしている者が多いのが印象的であった。必ずしも、生計のためではなく、自治会、マンション管理組合等、社会奉仕もあり、公共世界に対して責任を負う姿勢は、やはり、団塊の世代だな、と思わせられた。

次回のクラス会を二年後に開くことを決め、世話人(幹事)を自薦できめて、予定していた三時間があっという間にすぎた。二年後の再会を期し、それまで、それぞれ、豊かな人生を送くれるように願って散会した。二年後には、今回、事情で参加できなかったクラスメイトも参加して、いっそう、賑やかな会になることを期待している。

幹事 大久保 正健