一昨年、同窓会の方から講演の声がかかりましたが、新型コロナ感染拡大という大変な事態が全世界覆い、同窓会そのものが中止になりました。
再度講演の機会を頂きましたが、生死を問われている今、何をお話しすればいいのか迷います。
長年、アニメーションの世界に生きて「いのち」を表現することにつとめてきましたので、仕事を通してアニメーションのことや、母校武蔵でのお話しをしようと思っています。よろしくお願いいたします。
講演「アニメーション、そして人生」
<略 歴>
1955年東京芸術大学美術学部日本画科入学、前田青邨に師事。
1959年東映動画(株)に入社、アニメーターとして出発、劇場長編映画「わんぱく王子の大蛇退治」、「長靴をはいた猫」などでアニメーション原画を担当。「空飛ぶゆうれい船」で初の作画監督。
1971年高畑勲・宮崎駿とともに東映動画を辞し「パンダコパンダ」「アルプスの少女ハイジ」「母をたずねて三千里」などでキャラクターデザインと作画監督を務める。
1979年「龍の子太郎」
1981年「ジャリン子チエ」作画監督。
1985年 開発アドバイザーとして任天堂(株)に入社。
「スーパーマリオブラザーズ」のデザイン監修、「ポケットモンスター」のアニメーション監修。
2019年 NHK連続テレビ小説「なつぞら」アニメーション時代考証。