今年のアトラクション
「平家物語~語りと波紋音」 祗園精舎・敦盛最期・那須与一
語り芝居:金子あい 波紋音:永田砂知子
今年の同窓会のアトラクションにご指名いただきありがとうございます。
武蔵高校では吹奏楽と演劇に夢中の3年間でした。勉強そっちのけで古文の授業も上の空だった私が、「平家物語」の魅力に取り憑かれ、今や全国で公演するようになるとは思いもよりませんでした。
「語り物」としての言葉の美しさ、無駄のなさ、激動の時代を懸命に生きる人々が生き生きと描かれ、時間や情景を鮮やかに想像できるのが「平家物語」の面白さです。
当日は「平家物語~語りと波紋音」としてコンビを組んでいる打楽器奏者の永田砂知子さんにお手伝いいただき、大変珍しい鉄の創作打楽器「波紋音(はもん)」の音とともに、現代に甦るドラマとして語り演じます。
分かりやすい解説付ですので原文をご存じない方でも大丈夫です。どうぞ気軽にお楽しみください。
金子あい 1987年(昭和62年)卒 39回生E組
1992年東京藝術大学美術学部デザイン科卒、1994年同大学院環境造形デザイン修了。1994~1997年(株)イリアでインテリアデザイナーとして勤めた後、舞台俳優となる。art unit ai+主宰。
和洋を問わず現代劇から古典まで様々な舞台で活動。能を喜多流粟谷明生に、新内浄瑠璃を鶴賀流第十一代家元鶴賀若狭掾(人間国宝)に師事。「平家物語~語りと波紋音」を全国で公演。「気ままに源氏物語」「いさかい」等を発表。
主な出演作は「子午線の祀り」(第25回読売演劇大賞最優秀作品賞)「雁作・桜の森の満開の下」「中島みゆき夜会」日生劇場「アリスのクラシックコンサート」「六道御前」他。3.11後はチャリティライブ「フクシマを思う」を23回開催。