1) 寄付の進捗状況
「同窓会創立80周年記念事業」として、2026年度から3か年に渡って、母校が東京大学先端科学技術センター(東大先端研)と連携して行う、探究学習への支援のための寄付金総額と、寄付者数をお知らせします。寄付を寄せてくださった皆様には厚く御礼申し上げます。

引き続き寄付は受け付けています。
事業の内容、支援の理由、寄付の方法については こちらをクリック してご覧ください。
2) 東大先端研と連携した探求学習の進捗状況
10月9日に行われた高校1年の探求学習の授業に招待され、会長と企画広報部員2名で見学してきました。
最初に中学校の川島副校長から、今年度の学習の流れの説明がありました。高校1年では、一人一人の生徒が課題を設定し、研究を進めます。今日は研究テーマの領域ごとに少人数に分かれてゼミ方式で学習を行います。昨年度までは、担当教員がアドバイザーとなり学習を進めていましたが、今年度からは担当教員に加えて、新たに東大先端研から派遣された大学院生がメンターとして参加します。
5月1日には初回として、生徒全員が研究テーマや研究の方法などを決める参考とするために、講演と院生が自分の研究について発表し、生徒の疑問や悩みにアドバイスする対話型の学習が行われました。この学習を行うにあたっては、事前・事後に生徒へのアンケートを実施し、効果の検証が行われたとのことです。
2回目となる今回は、1回目の院生の発表、アドバイスを参考にして、生徒が設定した主な研究テーマを「数学・物理・スポーツ」「国際比較」「心理学・文学」「社会学」「経済学」「教育学・生物学」「家政・食物・被服」「情報・生物学・農学」の9分野に分け、各教室に担当教員とそれぞれの分野に近い研究を行っている院生が参加しました。
生徒は事前に提出いている研究テーマ、研究手法、疑問や課題を2分で発表し、全員が終わったところで院生が一人一人に対して「テーマが抽象的」「自分の仮説を設定して」「論文のルールも調べて」など、具体的にアドバイスをしていました。
「加圧トレーニングについて」「キャラクターの色彩の影響」「スポーツで流れが変わるとは?」などなど、ユニークで難しそうな研究テーマを聞いて、楽しみでもあり、「できるのかな?」と心配にもなりました。
「連携した探求学習」担当の中村先生からは、『年齢が近く研究を実践している院生の経験談やアドバイスは、生徒たちに響き、「研究テーマや研究の方法を考える上で参考になった」「データの集め方など、研究を進める見通しが少しついた」「研究の方法や心の持ち方が分かった」など、アンケートに前向きな感想が多く見られた。』とお話がありました。今回も事後アンケートを行い、効果を検証するそうです。
この日メンターとして参加していた武蔵の卒業生の大石拓朝(たくと)(74回生)さんは、「高校生の皆さんがそれぞれ独自の視点で研究テーマを設定し、熱心に取り組んでいる姿が印象的でした。今回、卒業生として母校の活動に携わることができ、大変貴重な機会となりました。」とコメントをくださいました。
初年度で、まだ暗中模索のようですが、生徒たちはあと1回の「ゼミ」でのアドバイスを参考にして研究論文をまとめ、来年の3月に予定されている研究発表会に向けて準備を進めていくようです。
企画広報部 28回生A組 池田礼次郎



