
東京大学先端科学技術研究センターと連携して、探求学習を同窓会が支援します!!
昨年の8月29日に正副会長、運営委員、公募委員4名をメンバーとした「同窓会創立80周年記念事業実行委員会」が発足して検討を重ねた結果、現役生徒に何らかの形で還元する事業を実施することが適当であるということとなりました。そこで学校側の要望を聞いたところ、今年度からの母校の下記の取り組みを「同窓会創立80周年記念事業」として3か年度にわたって支援することなり、併せて支援のために会員から寄付を募ることとしました。

母校武蔵高校は学習意欲の高い生徒たちで、都内でも有数の都立高校となりました。特徴ある授業のひとつが「地球学」で地球的課題について、生徒が自主的に課題を設定し、調査・研究・発表するという文理融合型のスケールの大きい意欲的な学習となっています。これらの取り組みをベースに、生徒の学習意欲をさらに高めるため、東京大学先端科学技術センター(東大先端研)と連携したいとの要望が学校側よりあり、同窓会へ支援の要請がありました。

事業の内容は、東大先端研から1年を通じ、何回か院生が母校に来校して生徒5~6人の小グループ(予定)に最先端の知見をもって、啓発・アドヴァイスをします。また、生徒の希望により東大先端研の若手研究者のディスカッションをオンラインで視聴できるとのこと。この学習で東大先端研に支払う委託料は年120万円かかります。
3年継続の学習で計360万円ですが、都教育委員会には該当する予算がありません。そこで、同窓会に支援をお願いしたいとの申し入れがありました。この要請を受けて、同窓会創立80周年事業として支援することに決定いたしました。なお、この事業の実施にあたっては、都立日比谷高校の事例を参考にいたしました。

東京大学先端科学技術研究センターは、東京大学に設置されている研究機関の一つで、最先端技術を分野横断的に使って社会の課題を解決するための研究拠点。センターの中にあり研究成果を社会に広く伝え、教育につなげることを目的とした研究部門である「先端教育アウトリーチラボ」から教員や大学院生が学校に派遣されて、生徒の指導・助言が行われ、連携して「探求学習開発」の研究を行っています。
東京大学・先端科学技術研究センターのホームページはこちら https://www.rcast.u-tokyo.ac.jp/






都立武蔵高等学校・附属中学校では、現行学習指導要領のもとで、その根幹にある「主体的・対話的で深い学び」を具体的に進めるために、探究活動を設定して、「課題設定、情報収集、整理・分析、まとめ・表現」という一連のプロセスを進める中で、変化の激しい社会に対応して、自ら未来を切り拓く資質・能力の育成を実践しています。
これまでも、中学1年生から高校1年生までの4年間を通して、体系的・系統的に探究活動「地球学」を進めてきました。
中学1年生では、尾瀬サマーキャンプを実施しています。実際に大自然に触れることで人間と自然に関わる課題を見つけて学校に戻り、グループで協議を続けて解決方法を探していきます。中学2年生では、結い農業体験で実際に田植えをすることや農業に携わる方々にインタヴューをすることで、食料と人との間に存在する課題を中心に、グループで協議を進めて、解決への糸口を見つけていきます。さらに、中学3年生では「模擬国際連合」を開催しています。生徒達が各国の国連大使役となって、地球環境保全などの世界的な課題に対して、自国の利益を優先させながらも、世界全体の平和と安定を図るための議論を交わします。
そして、中学3年生の後期から高校1年生では、国連加盟国が2030年の達成を目指して設定されたSDGs「持続可能な開発目標」に絡めて、生徒一人一人が独自に設定した課題に対して探究活動を個人で進めて、学年末に全員が発表する取り組みを実施しています。また、外部コンテストでは国際数学オリンピック金メダル(R5)、全国化学グランプリ銅賞(R6)、第1回日本女子数学オリンピック銅メダルを獲得するなど活躍が続いています。
本校の探究活動における大きな課題は、SDGsが2030年までの開発目標であること。また、昨年度(令和7年度)から探究活動が全都立高校で開始されたこと。そして、今後の大学入試改革の進展により、総合型選抜が主流となり、高校での探究活動の成果がこれまで以上に重要になってくることです。
そのため、探究活動の更なる充実を目指すとともに生徒が設定する課題に幅をもたせる必要があると判断しました。また、SDGsの後継として探究活動の中心に据えるものも必要であると考えました。そこで、東京大学先端科学技術研究センターと探究活動の新たな方向性について共同開発研究を進めることとしました。是非、同窓会からの御支援をお願いします。
東京都立武蔵高等学校・附属中学校
統括校長 堀江 敏彦
「国際社会に貢献できる知性豊かなリーダーを育てよう!」
母校への寄付金の目標額は300万円(600口)です。
一口5,000円から、複数口承ります。
沢山のご支援をお待ちしております!

