2025年(令和7年)の春の叙勲で宮地忠明先生(81)が、私学振興功労に対し旭日中綬章を受章されました。
宮地先生は1976年(昭和51年)4月から1983年(昭和58年)3月まで、社会科地理担当として当校に在職されました。受章の栄誉に輝かれましたことを心よりお慶び申しあげます。
宮地先生からコメントを頂きましたので併せてご紹介します。


この度、武蔵高校で担任をした渡辺公義さん(1978年度卒)の導きで叙勲の報告させていただきます。
新設の国分寺高校で新採以来7年を過ごし、伝統ある武蔵高校に異動したのは31歳でした。歴史ある武蔵独特のしきたりに戸惑うこともありましたが、生徒と共に活動ができ充実した日々を過ごしました。担当の地理では諸地域で生きる人々の姿に現れる背景に着目した授業の創造に努め、映像を活用する地理の実践をNHK教育テレビ高校講座「地理B」の講師を務めながら全国に普及することができました。授業とともに忘れられないことは、サッカー部の生徒たちと暑さ寒さに関係なくボールを追い続けたグランドでの日々でした。

強豪私学の一角に都立武蔵高サッカー部が名を連ねた黄金期を築いた彼らと繋がりは今に続き、この叙勲にも早速の祝意を届けていただきました。この度は綬章者を代表して天皇陛下にお礼の言葉を言上するなどして、無事に責務を終了できました。今は、日本地理学会で年に3回講演をするなどして元気に過ごしております。武蔵高校にかかわる皆様の々のご健勝を心からお祈り申し上げます。

宮地 忠明