[24年6/15(土)開催!] 母校でのアトラクション「JAPAN PRIZE (日本国際賞)受賞 萩本 和男 さん(25回I組)」による特別講演です

今年のアトラクションのテーマは

「光ファイバ通信の発展に寄与:導きor偶然or幸運or怒り」

大学の研究室以来、光ファイバ通信分野を中心に研究開発と導入支援をしてきました。半世紀近くにわたる中で、悪戦苦闘したことばかり思い出します。

最初は困難と思われたことが実現できるようになることは、一番の喜びですが、それを世の中に展開するには、当たり前の技術になり、誰にでも使えるようにならないと普及しません。その過程では、多様に関わった人達と切磋琢磨するイバラの道で、誰とも満足感を共有できることを目指してやってきましたが道半ばです。

それでも、関わった技術が広く普及したことには感慨があり、日本国際賞を受賞するに至って、携わった関係者と受賞を喜べたことはとてもうれしいことでした。何度となく来た技術の変化と経済的な波に振り回され、幾度となくタイトロープを渡る羽目になりました。懐古調になると思いますが、皆様の参考になれば幸いです。


「Japan Prize」(日本国際賞)とは? (Japan Prize公式サイト
「世界の科学技術の発展に資するため、国際的に権威のある賞を設けたい」との政府の構想に民間からの寄付を基に設立され、実現したものです。
この賞は全世界の科学技術者を対象とし、独創的で飛躍的な成果を挙げ、科学技術の進歩に大きく寄与し、もって人類の平和と繁栄に著しく貢献したと認められる人に与えられるものです。毎年、科学技術の動向を勘案して決められた2つの分野で受賞者が選定されます。受賞者には、賞状、賞牌及び賞金が贈られます。
授賞式には天皇皇后両陛下が毎回ご臨席、三権の長始め関係大臣と各界の代表のご出席を得、挙行されます。
この顕彰事業を行っているのが公益財団法人 国際科学技術財団です。

萩本和男さん受賞時の写真・インタビュー記事は こちら からご覧いただけます。

<プロフィール:略歴>
萩本 和男 (25回I組)|NICT主席研究員•NTTイノベーティブデバイス フェロー
1973年 都立武蔵高等学校卒業
1978年 東京工業大学工学部電気電子工学科卒業
1980年 同修士課程修了。同年日本電信電話公社入社、横須賀電気通信研究所
2000年 NTT未来ねっと研究所研究部長
2005年 同所長
2009年 NTT先端技術総合研究所所長
2013年 NTTエレクトロニクス社長
2019年 同社フェロー
2021年 NICT主席研究員

2008年 IEEEフェロー•平成28年度紫綬褒章
2021年 IEEE Life Fellow•2023年日本国際賞

母校でのアトラクション(特別講演)は、現役生徒の聴講参加も可能です。

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会場:我らが母校「都立武蔵高等学校」での開催です。総会後、校舎見学も予定しています。