[23年6/17(土)開催!] 母校でのアトラクション「元水産庁長官 長谷成人さん(28回C組)」による特別講演です
今年のアトラクションのテーマは
「マグロやウナギを増やすには ―いち武蔵生の水産行政遍歴―」
同窓会の土屋会長からご依頼があった際、皆さんに聞いていただくような話題があるかと躊躇しましたが、サッカー部をはじめ思い出いっぱいの武蔵の関係者に少しでも関心を持ってもらえるならとお引き受けしました。
高1の夏休みに長崎県五島列島で海の魅力に目覚め、大学で水産学や生態学を学んだ私が、水産庁で40年近く働き、資源利用で競合する外国との交渉にも携わりながら、国内の漁業者とともに、サバ、サンマ、マグロ、ウナギなどの資源回復に取り組んだ話を中心にお話しさせて頂ければと思っています。
温暖化への対処は今世紀最大の人類の課題だと思います。これからも貴重な食料資源を持続的に利用していくために何ができるのか、現在取り組んでいるCO2の貯留先として有望な海藻などに由来するブルーカーボンについても触れられればと思っています。
元 水産庁長官 長谷 成人 (28回C組)
北海道大学水産学部卒後1981年水産庁入庁。
資源管理推進室長、漁業調整課長、資源管理部審議官、増殖推進部長、次長等を経て2017年長官。2019年退職。この間、北太平洋漁業国際委員会(日米加)、北太平洋溯河性魚類委員会(日米加韓露)(いずれもカナダ・ヴァンクーヴァー)、宮崎県庁等に出向。ロシア、中国、韓国等との漁業交渉で政府代表。
現在、(一財)東京水産振興会理事、海洋水産技術協議会代表・議長として、「洋上風力発電の動向が気になっている」「ブルーカーボンで日本の浜を元気にしたい」といったテーマで情報発信中。サッカー部マネージャーだった妻美子(28A)との間に2男1女、孫8人。地元の味の素スタジアムに通いFC東京を応援。